姪浜のり
2020年10月1日
福岡市の学校給食で味付け海苔やふりかけになって登場する姪浜のりを紹介します!
海苔は福岡西区姪浜の福岡市漁協姪浜支所で生産されています。
毎年9月ごろになると、博多湾では海苔漁が始まります。(まいとし9がつごろになると、はかたわんではのりりょうがはじまります)
海苔のタネを網に付けてから、網展開までを「育苗」と言います。(のりのタネをあみにつけてから、あみてんかいまでを「いくびょう」といいます)
育苗期は、海苔の生産過程の中でも最も大切な時期で、タネ網の育て方次第で海苔の「旨さ」「品質」が大きく左右されるといっても過言ではありません。(いくびょうきは、のりのせいさんかていのなかでももっともたいせつなじきで、タネあみのそだてかたしだいでのりの「うまさ」「ひんしつ」がおおきくさゆうされるといってもかごんではありません)
育苗期には、タネを付けた海苔網を一定の時間、空気中(海の上)に出し乾燥させる「干出」と(いくびょうきには、タネをつけたのりあみをいっていのじかん、くうきちゅううみのうえにだしかんそうさせる「かんしゅつ」と)
海水に浸し海苔の表面に付いている珪藻類などを落とすことで、海苔芽の成長を促進する「網洗」を頻繁に行います。(かいすいにひたしのりのひょうめんについているけいそうるいなどをおとすことで、のりめのせいちょうをそくしんする「あみあらい」をひんぱんにおこないます)
無事、育苗期が終わると重ね張りした網の数を徐々に減らします。これを「網展開」と言います。 採苗期に約25枚~30枚重ねられたタネ網は最終的に1枚網にし、海苔を育成します。(ぶじ、いっくびょうきがおわるとかさねばりしたあみのかずをじょじょにへらします。これを「あみてんかい」といいます。 さいびょうきにやく25まい~30まいかさねられたタネあみはさいしゅうてきに1まいあみにし、のりをいくせいします)
十分に海苔が生育したら、いよいよ摘み取りです。(じゅうぶんにのりがせいいくしたら、いよいよつみとりです)
海苔摘み作業は、専用の機械を積んだ台船で網の下をくぐりながら行います。(のりつみさぎょうは、せんようのきかいをつんだだいせんであみのしたをくぐりながらおこないます)
摘み取りは海苔の細胞が目を覚ます前である夜明け前の暗いうち、あるいは、早朝の薄明るい頃から始められます。(つみとりはのりのさいぼうがめをさますまえであるよあけけまえのくらいうち、あるいは、そうちょうのうすあかるいころ)からはじめられます)
海苔の細胞が目を覚まし光合成を始めると、細胞が活発に動き始めます。 細胞の活動は養分が少なくなるため、光合成が始まる前に「摘採」を行うのです。(のりのさいぼうがめをさましこうごうせいをはじめると、さいぼうがかっぱつにうごきはじめます。さいぼうのかつどうはようぶんがすくなくなるため、こうごうせいがはじまるまえに「てきさい」をおこなうのです)
ペイペイドームや福岡タワーのすぐ近くで、良質な海苔が栽培されているなんて、皆さんご存知でしたか?(ペイペイドームやふくおかタワーのすぐちかくで、りょうしつなのりがさいばいされているなんて、みなさんごぞんじでしたか?)